DIAG · 車載ECU 診断・計測・校正概要
DiagRA® S は、診断ログから ECU / 車両のシミュレーションモデルを素早く生成できる柔軟なツールです(2023年正式リリース)。実機が揃わない環境でも、ログを基にECUを仮想化して診断ソフト開発を継続できます。US トラックの J1939 等、入手が難しい構成のシミュレーションにも活用されています。
DiagRA® D / Silver Scan-Tool™ のログや各種トレース(PCAP/PCAPNG・SR・Vector ASC・IXXAT TRA・J1699 ログ・OTX Runtime API)を取り込み、シミュレーションECUを短時間で構築。ODX(ISO 22901-1)データベースでプロジェクトを構成し、実機に近い応答を再現します。
アプリ層は UDS / SAE J1939-73 / J1939-84、トランスポート層は ISO-TP / J1939-21 / DoIP をカバー。テスタとの接続は D-PDU API / SAE J2534 PassThru / RP1210 API に対応します。リリース 3.0 では ODX 対応と SAE J1939-21 対応が加わり、解釈と操作性が向上しました。RA 製品・emotive OTX Runtime・多くのサードパーティ診断ソリューションと互換です。

主要仕様
| 種別 | ECUシミュレーションツール |
|---|---|
| 標準 | ISO 15765-2/-4, ISO 11898, ISO 14229-1/-3/-5, ISO 13400, ISO 15031, SAE J1979/-2/-3, ISO 27145, ISO 9141-1, ISO 14230-3/-4, SAE J1850 PWM, SAE J1939-21/-73/-84, SAE J1699, ASAM MCD-2D (ODX), ISO 22901-1 |
| 診断I/F | SAE J2534-1 v04.04 (x86/x64), CAN FD (J2534-2), RP1210 (x86), D-PDU API (ISO 22900-2), ISO 13400, Socket CAN |
| 物理接続 | CAN / CAN FD / K-Line / Ethernet (DoIP) |
| ODX解釈 | ASAM ODX 2.0.1 / 2.1.0 / 2.2.0 |
| システム要件 | 32/64bit・ディスク80MB・RAM 100MB以上・Windows 7 以降 |
| 入力 | 診断ログ / PCAPNG / ASC / TRA / J1699 |
| アプリ層 | UDS / SAE J1939-73/-84 |
| トランスポート | ISO-TP / J1939-21 / DoIP |
| 接続 | D-PDU / J2534 / RP1210 API |
シミュレーション生成
| 入力ソース | DiagRA D / Silver Scan-Tool ログ・OTX Runtime API |
|---|---|
| トレース | PCAP/PCAPNG・SR・Vector ASC・IXXAT TRA・J1699 ログ |
| DB | ODX データベースでプロジェクト構成 |
診断通信
| アプリ層 | UDS / SAE J1939-73 / J1939-84 |
|---|---|
| トランスポート | ISO-TP(ISO 15765-2)/ J1939-21 / DoIP(ISO 13400) |
| 物理層 | CAN バス応答 |
接続(使い方)
| テスタAPI | D-PDU API / SAE J2534 PassThru / RP1210 API |
|---|---|
| HW | CAN ハードウェアインターフェース |
機能ギャラリー
DiagRA S のシミュレーション構築を、実際の画面でご紹介します。ログからの自動構成とカスタム診断応答をカバーします。
自動構成
取込んだログからシミュレーション構成を自動生成。短時間で仮想ECUを立ち上げます。
ODX構成
ODX(ISO 22901-1)でシミュレーション対象の診断記述を構成します。
カスタム診断応答
診断要求への応答を個別に定義・調整し、テストシナリオに合わせて挙動を作り込みます。
プロトコル対応
UDS / J1939-73/-84、ISO-TP / J1939-21 / DoIP を横断してシミュレートします。
画面はRA Consultingの製品資料に基づく実UIイメージです(強調のため軽いアニメーションを付加)。UIはバージョン・構成により異なります。
※ 本ページの仕様は製品種別に基づく記載です。対応バージョン・構成・制約はご要件により異なるため、適用条件をお知らせいただければ当社でメーカーへ確認のうえご回答します。
主な用途
- 実機ECU が揃う前に、上位ツール側の開発・試験を進める
- 診断ログから ECU モデルを生成し、再現性のある試験環境を作る
- 異常系・限界条件の応答を意図的に作って検証する
導入メリット
- 実機の調達待ちによる開発の停滞を避けられる
- 実機では作りにくい条件を再現できる
- 既存の診断ログを資産として活用できる
対応環境
- ホスト:Windows PC(組込みターゲットへ実装する製品ではありません)
- 対象規格:ISO 14229/SAE J1939-73・J1939-84/ISO 15765-2
よくある質問
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この製品が含まれるソリューション
この製品は、複数製品を組み合わせた次の構成の要素です。構成全体での位置づけは各ソリューションページをご覧ください。
- 車載ECU 診断・計測・校正(UDS / XCP / OBD) — この製品の役割: 任意ASAM準拠 — 測定・校正 × 診断 × OBD適合性 × 並列フラッシュ
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