概要
FreeRTOS機能モデルを基にWHISが再設計した事前認証RTOS。HAZOP後、IEC 61508-3 SIL3ライフサイクルで開発。
FreeRTOS の機能モデル(API概念)を継承しつつ、コードベースはHAZOPを経てゼロから再構築された別カーネルです。100%静的割り当て、MPUによる非特権実行、状態コードを返すAPI設計を採用し、TÜV SÜD 認証済みの設計保証パック(DAP)とセーフティマニュアルが付属します。IEC 61508 SIL3/ISO 26262 ASIL D/IEC 62304(医療)等の認証プロジェクトで、認証成果物を活用して開発工数と期間を短縮できます。
SafeRTOS は WHIS が FreeRTOS を基に再設計した事前認証済みの安全RTOSです。
重要な理解:SafeRTOS は「FreeRTOS の上位版」ではありません。名前と設計思想の系譜は共有しますが、コードは別物です。開発元WHISとTexas Instruments の双方が公式に、FreeRTOS からの移行を「まったく新しいRTOSの統合作業」と位置づけています。したがって、FreeRTOS で作り込んでから載せ替える方針は「移植」ではなく「再設計」に近くなります(下記「FreeRTOSからの移行の実態」を参照)。安全規格が確定しているなら、初日から認証OSの制約で設計するのが最も確実です。
主要仕様
| 提供元 / ブランド | SafeRTOS |
|---|---|
| カテゴリ | リアルタイムOS/カーネル(RTOS) |
| 型番 / 製品ID | SAFERTOS |
| 主な特長 | 事前認証 / SIL3 / FreeRTOS互換 |
| 安全規格 / 認証 | SIL3 / ASIL D |
| 対応 | IEC 61508 SIL3 / ISO 26262 ASIL D(TÜV SÜD・事前認証) |
| お問い合わせ | 見積もり・技術相談に対応 |
基本情報
| 製品カテゴリ | リアルタイムOS/カーネル(RTOS) |
|---|---|
| ブランド | SafeRTOS |
| 型番 / 製品ID | SAFERTOS |
準拠規格
| SIL3 | IEC 61508-3 SIL 3(機能安全・ソフトウェア) |
|---|
技術仕様
| カーネル種別 | プリエンプティブ・リアルタイムカーネル |
|---|---|
| スケジューリング | 優先度ベース(プリエンプティブ) |
| 割込み応答 | 決定的(deterministic)な割込みレイテンシ |
| メモリ保護 | MPU/MMU 対応構成あり(製品による) |
機能安全・認証
| 対応規格 | SIL3 / ASIL D |
|---|---|
| 用途 | 機能安全が要求される開発に適用可能 |
FreeRTOSからの移行の実態 ― 9ステップ=事実上の再構築
WHIS 公式マニュアルが示す移行手順は9ステップに及びます。多くは「FreeRTOS からの移行か否かに関わらず不可避」であり、機械的な検索・置換では対応できません。
| メモリ割り当て | ヒープ関数なし。TCB・スタック・キューのバッファを全てアプリが静的に供給。生成ロジックの全面改修が必要。 |
|---|---|
| API | ほぼ全APIが状態コードを返却(出力は参照渡し)。「==0」でエラー判定するFreeRTOS流コードは、負のエラーコードを成功と誤認し得る。 |
| MPU/特権 | MPUをデフォルト使用、非特権実行が前提。リンカファイル改修とメモリ配置の明示管理が必須。 |
| ミューテックス | 優先度継承の降下方法が異なり、実行順序・タイミングが変化。FreeRTOS上のテスト結果はそのまま保証にならない。 |
| 認証の前提 | SafeRTOSの価値はコードではなくDAP(設計保証パック)とセーフティマニュアル。マニュアルの制約から逸脱すると事前認証が適用されず、自己立証の義務が生じる。 |
対応プラットフォーム
| 対応コア | Arm Cortex-M/R、RISC-V 他(FreeRTOS互換) |
|---|---|
| 付属 | Design Assurance Pack(DAP)・安全マニュアル |
提供・サポート
| 提供 | 見積もり・技術相談に対応(Positive ONE Group) |
|---|
主な用途
- 機能安全規格の認証が必要な機器のソフトウェア基盤にする
- 安全機能と非安全機能を、同一プロセッサで分離して動かす
- 認証審査で、カーネル部分の成果物を提出する
導入メリット
- 事前認証済みのため、カーネル分の開発・検証成果物を作らずに済む
- 安全マニュアルに使用条件が明記され、設計の前提を確認できる
- 認証工数の大半を占める文書整備を、外部調達で短縮できる
対応環境
- 認証:IEC 61508 SIL3 / ISO 26262 ASIL D(TÜV SÜD・事前認証)
- 互換:FreeRTOS 機能モデルベース(移行容易)
- 付属:Design Assurance Pack(DAP)/安全マニュアル
よくある質問
SafeRTOS Kernel の見積もり・技術相談はできますか?
SafeRTOS Kernel は機能安全規格に対応していますか?
この製品が含まれるソリューション
この製品は、複数製品を組み合わせた次の構成の要素です。構成全体での位置づけは各ソリューションページをご覧ください。
- 機能安全・セーフティクリティカル開発 — この製品の役割: 代替SIL3 / ASIL D / SIL4 — 認証済みRTOS × タイミング検証 × 認証エビデンス
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事前認証済み安全RTOS(WHIS)
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