DEBUG · デバッグプローブ/オンチップデバッグ概要
USB Multilink ACP は、ARM Cortex-M に特化した低コストのオールインワン・デバッグプローブです。JTAG / SWD で ARM デバイスにアクセスし、実行制御・メモリ/レジスタ操作・FLASH書き込みを行えます。NXP・ST・Infineon・Cypress・Silicon Labs 等、多数のメーカーの ARM Cortex-M をサポートします。
Multilink Universal と同一機能で、対応MCUが ARM Cortex-M に絞られた構成です(8/16bit NXP非対応)。USBバスパワー駆動で外部電源不要、対応電圧1.8〜5.25V。NXP純正IDEに統合され、Eclipse系は GDB Server Plug-in で利用できます。
主要仕様
| PEmicro型番 | USB-ML-ACP |
|---|---|
| 対応 | ARM Cortex-M 特化(JTAG / SWD) |
| 電源 | USBバスパワー(外部電源不要) |
| 電圧範囲 | 1.8〜5.25V |
| 用途 | ARM開発のデバッグ・書き込み(低コスト) |
技術仕様
基本仕様
| PEmicro型番 | USB-ML-ACP |
|---|---|
| PC接続 | USB 2.0(バスパワー) |
| 電圧範囲 | 1.8〜5.25V |
| プロトコル | JTAG / SWD |
技術仕様
対応デバイス
| ARM Cortex-M | NXP・ST・Infineon・Cypress・Silicon Labs 他 |
|---|---|
| 範囲 | Multilink Universalと同一機能、ARM Cortex-Mに特化 |
技術仕様
対応IDE・連携
| NXP純正 | MCUXpresso / CodeWarrior / S32 Design Studio |
|---|---|
| 3rdパーティ | IAR / Keil 他 |
| GDB/SDK | GDB Server(無償)/ UNIT ライブラリ |
主な用途
- Arm Cortex-M に絞った低コスト構成で使う
- 試作基板の初期立ち上げ(ブリングアップ)と不具合解析
- MCU 内部状態の確認とフラッシュ書き込み
導入メリット
- 対象をArm Cortex-Mに絞ることで、導入コストを抑えられる
- 台数を揃えやすく、開発チーム全員に配備しやすい
- 主要なIDEから利用でき、既存の開発環境に組み込める
対応環境
- 対応IDE:MCUXpresso / IAR / Keil / STM32CubeIDE / Eclipse(GDB)
- 対応MCU:ARM Cortex、NXP・ST・Infineon・Renesas 8/16/32bit
- 接続:USB / Ethernet / Serial
SFDP対応フラッシュアルゴリズム(外部SPIフラッシュ)
Multilink 経由の PROG/GDBサーバーによるフラッシュ書き込みでも、以下の SFDP 対応アルゴリズムを利用できます。
SFDP対応で外部SPIフラッシュのアルゴリズム選定が簡単に(NXP i.MX RT/LPC)。PEmicroのCycloneおよびPROG/Multilinkによる書き込みでは、フラッシュデバイスの SFDP(Serial Flash Discoverable Parameters)を読み取って容量・対応コマンド・タイミングに自動適応するアルゴリズムを複数のNXPアーキテクチャに導入済みです。アルゴリズムは従来の「MCU+ペリフェラル+フラッシュ」単位から「MCU+ペリフェラル」単位になり、たとえば i.MX RT1062 の FlexSPIA 用 NXP_iMXRT1062_FlexspiAFlash.arp 1本で、複数ベンダーの 32MB/64MB/128MB…のQSPIフラッシュに対応します。フラッシュ変更時も多くの場合アルゴリズム変更が不要です。対応CPUファミリ例:LPC55S3x・i.MX RT1011/102x/104x/105x/106x ほか(PEmicroブログ 2025-10-08)。
ライセンス認証(ハードウェアライセンス)
PEmicro の現行ライセンスは「ハードウェア格納式(V2 Hardware License)」です。購入したライセンスを一度だけ Multilink/Cyclone 本体にアクティベート(書き込み)すると、以後は対応ソフトウェアが入ったどのPCでもそのハードを接続するだけで使用でき、PC単位・ユーザー単位の認証は不要です。
本製品(USB-ML-ACP)は Rev. A 以降、すなわち実質すべての個体でハードウェアライセンスに対応しています。PROG/ICD 等の V2 ライセンスを本体に書き込んで、どのPCでも使用できます。
よくある誤解:「新品のMultilinkを買ったのに、ソフトがライセンスコードを要求する」
Multilink本体とソフトウェアライセンスは別売です。PROG などの有償ソフトを使うには、そのソフトのライセンスを購入し、お手持ちの Multilink に書き込む必要があります(トレードイン購入の場合もソフトライセンスは付属しません)。ソフト側にレガシー(PC紐付け)ライセンスがない状態で Multilink を接続すると、ソフトは Multilink 内のハードウェアライセンスを探し、見つからなければライセンスコードを要求します。なお Cyclone は PROG 相当の書き込み機能を内蔵しているため、PROG ライセンスは不要です。
Multilink本体とソフトウェアライセンスは別売です。PROG などの有償ソフトを使うには、そのソフトのライセンスを購入し、お手持ちの Multilink に書き込む必要があります(トレードイン購入の場合もソフトライセンスは付属しません)。ソフト側にレガシー(PC紐付け)ライセンスがない状態で Multilink を接続すると、ソフトは Multilink 内のハードウェアライセンスを探し、見つからなければライセンスコードを要求します。なお Cyclone は PROG 相当の書き込み機能を内蔵しているため、PROG ライセンスは不要です。
V2ライセンス(現行)と V1ライセンス(レガシー)
| V2(現行方式) | 一度のアクティベーションで Multilink/Cyclone 本体に永続保存。ハードを持ち運べばどのPCでも利用でき、同僚との共有も可能(PC単位・ユーザー単位の認証が不要)。対応OSは Windows 7/8/10/11(64bit)。2016年以降に販売されたハードで利用可能。 |
|---|---|
| V1(レガシー) | PC紐付けの旧方式。アクティベーションの追加・変更・削除、V1ライセンスの新規販売はすべて終了しており、PEmicroサポートでも操作できません。上限までアクティベート済みのV1は以後使用できません。 |
| V1/V2の見分け方 | Installation Code(インストールコード)の先頭2文字で判別できます。ご不明な場合は当社までコードをお知らせください。 |
| V1からの移行 | V2ライセンスを新規購入します(移行プロモーションは2025年6月30日に終了)。部品番号はV2で新しくなっているため、上記ブログ記事で新部番を確認のうえ購入してください。V2の有効化には新バージョンのソフトウェアが必要で、旧ソフトでは動作しません。 |
| ライセンスとソフト更新 | ライセンスは「購入から1年後までのビルド日」のソフトウェアで有効。1年間は無償更新、1〜2年は割引価格で最新版へ更新可、2年超は割引対象外。 |
ハードウェアライセンス対応ハードウェア(背面ラベルでRev確認)
| USB Multilink ACP(USB-ML-ACP) | Rev. A 以降(実質すべて対応) |
|---|---|
| USB Multilink Universal(USB-ML-UNIVERSAL) | Rev. C 以降(Rev. A/B は非対応) |
| USB Multilink Universal FX(USB-ML-UNIVERSAL-FX) | Rev. B 以降(Rev. A は非対応) |
| Cyclone LC(CYCLONE-LC-ARM / CYCLONE-LC-UNIV) | 全 Rev. 対応 |
| Cyclone FX(CYCLONE-FX / CYCLONE-FX-UNIV) | 全 Rev. 対応 |
⚠ 旧Revのハードウェアではライセンスが有効化できません。2016年より前に販売されたレガシーハードは、チップセット・ドライバの制約により V2 ハードウェアライセンスをインストールできません。該当する場合はトレードインプログラム(下記リンク)で新ハードへの割引購入をご利用ください。レガシーハードの販売・修理・交換は終了しています。
アクティベーション手順(概要)
- Installation Code を入手 — 出荷確認メール・納品書、または pemicro.com の My Account → My Product Licenses で確認できます。
- Multilink または(電源投入した)Cyclone をPCへ接続し、PEmicroソフトの Connection Manager、または Hardware License Manager(USB Multilink Resources Install に同梱)から License Activation Form を開きます。
- Installation Code を入力すると Registration Code が表示されます。メールアドレスを入力し、Automatic Activation(推奨・要インターネット)/ブラウザ起動/認証ページで手動取得/メール・電話 のいずれかで Activation Code を取得します。
- Activation Code を入力して完了。手動取得の場合は上記「ライセンス認証ページ」に Registration Code を入力すると Activation Code が発行されます。
⚠ アクティベーション後のライセンスは他のハードへ移せません。実際に使用する Multilink/Cyclone に書き込んでいるか、実行前に必ずご確認ください(未アクティベートのライセンスは My Product Licenses から他者へ譲渡可能です)。
購入ソフトのダウンロードとライセンス譲渡
- ダウンロード:pemicro.com の My Account(要ログイン)→ My Downloads。ライセンスが未譲渡でも、Installation Code があれば「Search by Installation Code」で該当ソフトを検索してダウンロードできます(おおむね2021年6月以降に購入されたハードウェアライセンス対象。それ以前の購入は licensing@pemicro.com へ)。
- インストール前の注意:旧バージョンが入っているPCでは、先に「プログラムの追加と削除」でアンインストールしてください。
- 譲渡:My Account → My Product Licenses → 対象ソフトの「Transfer License To Someone Else」。同ページでライセンス確認・ソフト再ダウンロードも可能です。
関連リンク(PEmicro公式・英語)
| ライセンス認証ページ | P&E Product Registration & Activation Page — Registration Code から Activation Code を取得 |
|---|---|
| Hardware License Manager | USB Multilink Resources Install(要ログイン)に同梱 / インストール手順書 |
| V2ライセンス購入 | PROG / ICD / PKG |
| トレードイン | Multilink Trade-In Program / Cyclone Trade-In Program — 旧ハードから新ハードへの割引購入 |
| 関連ブログ(PEmicro) | V1→V2ライセンス移行 / PROG部品番号の更新 / ICD・PKG部品番号の更新 / レガシーハードからの移行ガイド |
| 活性化ガイド(PDF) | Hardware License Activation Guide v1.4(英語・2024年12月) — 本ページの手順の原典 |
| ライセンスの問い合わせ | PEmicro:licensing@pemicro.com(英語) / 日本語では当社(Positive ONE Group)が購入・移行のご相談を承ります |
ご購入・移行のご相談:V2ライセンスの選定・見積もり、V1からの移行、対応Revのご確認、トレードインのお手続きは、VAR(Value Added Reseller)のPositive ONE Groupが日本語で承ります。お手元のハード背面ラベル(部品番号・Rev)と Installation Code をお知らせいただくとスムーズです。
よくある質問
USB Multilink ACP の見積もり・技術相談はできますか?
はい。Positive ONE Groupが取り扱っており、見積もり・技術相談に対応します。本ページのお問い合わせから対象MCUや数量をお知らせください。
新品のMultilinkを買ったのに、ソフトがライセンスコードを要求します。なぜですか?
Multilink本体とソフトウェアライセンス(PROG/ICD等)は別売のためです。トレードイン購入でもソフトライセンスは付属しません。ご利用のソフトのV2ライセンスを購入し、Multilink本体に書き込んでご使用ください。ご不明な場合は、お使いのソフト名とエラー画面を添えて当社までご相談ください。
手持ちのMultilinkがハードウェアライセンスに対応しているか確認するには?
背面ラベルの部品番号とRev.をご確認ください。USB-ML-ACPはRev. A以降、USB-ML-UNIVERSALはRev. C以降、USB-ML-UNIVERSAL-FXはRev. B以降が対応です。旧Revはレガシー(V2ライセンス書込不可・販売/修理終了)のため、トレードインプログラムで新ハードへの割引購入をご利用いただけます。
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