DEBUG · デバッグプローブ/オンチップデバッグ概要
USB Multilink Universal は、PEmicro の定番オールインワン・デバッグプローブです。PCからターゲットの BDM / JTAG インターフェースへアクセスし、実行制御、レジスタ/メモリの読み書き、コードデバッグ、内蔵/外付けFLASHの書き込みを行えます。ARM Cortex に加え、NXP・ST の 8/16/32bit MCU を幅広くサポートします。
NXP からは OEM型番 U-MULTILINK でも販売されており、MCUXpresso・CodeWarrior・S32/Kinetis Design Studio に純正統合されています。Multilink ACP と同一機能で、対応MCUの範囲(NXP 8/16/32bit対応)が異なります。
【使い方】ケース内のポート(A-D=.100"、F-G=.050"ピッチ)から各アーキ用ヘッダへリボンケーブルで接続。USBバスパワー駆動(ターゲットから1mA未満)。ファームウェア更新でMCUファミリを切り替えます。
主要仕様
| PEmicro型番 | USB-ML-UNIVERSAL |
|---|---|
| NXP OEM型番 | U-MULTILINK |
| プロトコル | JTAG / SWD / BDM / BDC / ONCE / DAP |
| 電圧範囲 | 1.6〜5.25V(USBバスパワー) |
| 対応 | ARM Cortex-M + NXP 8/16/32bit + ST SPC5 |
基本仕様・OEM
| PEmicro型番 | USB-ML-UNIVERSAL(Rev.E以降) |
|---|---|
| NXP OEM型番 | U-MULTILINK |
| PC接続 | USB 2.0(USB 1.1後方互換) |
| 電源 | USBバスパワー(ターゲットから1mA未満) |
| 電圧範囲 | 1.6〜5.25V |
対応デバッグプロトコル
| ARM | JTAG / SWD(Ports B/F/G) |
|---|---|
| NXP系 | BDM / BDC / ONCE / DAP(Port C 他) |
| ポート | A-D(.100")/ F-G(.050") |
| 特殊 | HCS08自動周波数検出+トリミング、RS08 RESET線へ書込電圧生成 |
対応デバイス
| ARM Cortex-M | NXP・ST・Infineon・Cypress・Silicon Labs・Renesas 他 |
|---|---|
| NXP | Kinetis / LPC / S32 / Qorivva MPC55xx-57xx / DSC / S12Z / ColdFire / HCS08 / RS08 / HC(S)12(X) |
| ST | SPC5 |
対応IDE・連携
| NXP純正 | MCUXpresso / CodeWarrior / S32 / Kinetis Design Studio |
|---|---|
| 3rdパーティ | IAR / Keil / COSMIC / Silicon Labs / Mentor |
| GDB/SDK | GDB Server(無償)/ UNIT ライブラリ(Visual C・Delphi) |
主な用途
- 幅広いMCUを1台で扱う定番構成として使う
- 試作基板の初期立ち上げ(ブリングアップ)と不具合解析
- MCU 内部状態の確認とフラッシュ書き込み
導入メリット
- 対応MCUが広く、機種変更のたびに機材を替えずに済む
- 書き込みとデバッグを1台で行える
- 主要なIDEから利用でき、既存の開発環境に組み込める
対応環境
- 対応IDE:MCUXpresso / IAR / Keil / STM32CubeIDE / Eclipse(GDB)
- 対応MCU:ARM Cortex、NXP・ST・Infineon・Renesas 8/16/32bit
- 接続:USB / Ethernet / Serial
SFDP対応フラッシュアルゴリズム(外部SPIフラッシュ)
Multilink 経由の PROG/GDBサーバーによるフラッシュ書き込みでも、以下の SFDP 対応アルゴリズムを利用できます。
ライセンス認証(ハードウェアライセンス)
PEmicro の現行ライセンスは「ハードウェア格納式(V2 Hardware License)」です。購入したライセンスを一度だけ Multilink/Cyclone 本体にアクティベート(書き込み)すると、以後は対応ソフトウェアが入ったどのPCでもそのハードを接続するだけで使用でき、PC単位・ユーザー単位の認証は不要です。
Multilink本体とソフトウェアライセンスは別売です。PROG などの有償ソフトを使うには、そのソフトのライセンスを購入し、お手持ちの Multilink に書き込む必要があります(トレードイン購入の場合もソフトライセンスは付属しません)。ソフト側にレガシー(PC紐付け)ライセンスがない状態で Multilink を接続すると、ソフトは Multilink 内のハードウェアライセンスを探し、見つからなければライセンスコードを要求します。なお Cyclone は PROG 相当の書き込み機能を内蔵しているため、PROG ライセンスは不要です。
V2ライセンス(現行)と V1ライセンス(レガシー)
| V2(現行方式) | 一度のアクティベーションで Multilink/Cyclone 本体に永続保存。ハードを持ち運べばどのPCでも利用でき、同僚との共有も可能(PC単位・ユーザー単位の認証が不要)。対応OSは Windows 7/8/10/11(64bit)。2016年以降に販売されたハードで利用可能。 |
|---|---|
| V1(レガシー) | PC紐付けの旧方式。アクティベーションの追加・変更・削除、V1ライセンスの新規販売はすべて終了しており、PEmicroサポートでも操作できません。上限までアクティベート済みのV1は以後使用できません。 |
| V1/V2の見分け方 | Installation Code(インストールコード)の先頭2文字で判別できます。ご不明な場合は当社までコードをお知らせください。 |
| V1からの移行 | V2ライセンスを新規購入します(移行プロモーションは2025年6月30日に終了)。部品番号はV2で新しくなっているため、上記ブログ記事で新部番を確認のうえ購入してください。V2の有効化には新バージョンのソフトウェアが必要で、旧ソフトでは動作しません。 |
| ライセンスとソフト更新 | ライセンスは「購入から1年後までのビルド日」のソフトウェアで有効。1年間は無償更新、1〜2年は割引価格で最新版へ更新可、2年超は割引対象外。 |
ハードウェアライセンス対応ハードウェア(背面ラベルでRev確認)
| USB Multilink ACP(USB-ML-ACP) | Rev. A 以降(実質すべて対応) |
|---|---|
| USB Multilink Universal(USB-ML-UNIVERSAL) | Rev. C 以降(Rev. A/B は非対応) |
| USB Multilink Universal FX(USB-ML-UNIVERSAL-FX) | Rev. B 以降(Rev. A は非対応) |
| Cyclone LC(CYCLONE-LC-ARM / CYCLONE-LC-UNIV) | 全 Rev. 対応 |
| Cyclone FX(CYCLONE-FX / CYCLONE-FX-UNIV) | 全 Rev. 対応 |
アクティベーション手順(概要)
- Installation Code を入手 — 出荷確認メール・納品書、または pemicro.com の My Account → My Product Licenses で確認できます。
- Multilink または(電源投入した)Cyclone をPCへ接続し、PEmicroソフトの Connection Manager、または Hardware License Manager(USB Multilink Resources Install に同梱)から License Activation Form を開きます。
- Installation Code を入力すると Registration Code が表示されます。メールアドレスを入力し、Automatic Activation(推奨・要インターネット)/ブラウザ起動/認証ページで手動取得/メール・電話 のいずれかで Activation Code を取得します。
- Activation Code を入力して完了。手動取得の場合は上記「ライセンス認証ページ」に Registration Code を入力すると Activation Code が発行されます。
購入ソフトのダウンロードとライセンス譲渡
- ダウンロード:pemicro.com の My Account(要ログイン)→ My Downloads。ライセンスが未譲渡でも、Installation Code があれば「Search by Installation Code」で該当ソフトを検索してダウンロードできます(おおむね2021年6月以降に購入されたハードウェアライセンス対象。それ以前の購入は licensing@pemicro.com へ)。
- インストール前の注意:旧バージョンが入っているPCでは、先に「プログラムの追加と削除」でアンインストールしてください。
- 譲渡:My Account → My Product Licenses → 対象ソフトの「Transfer License To Someone Else」。同ページでライセンス確認・ソフト再ダウンロードも可能です。
関連リンク(PEmicro公式・英語)
| ライセンス認証ページ | P&E Product Registration & Activation Page — Registration Code から Activation Code を取得 |
|---|---|
| Hardware License Manager | USB Multilink Resources Install(要ログイン)に同梱 / インストール手順書 |
| V2ライセンス購入 | PROG / ICD / PKG |
| トレードイン | Multilink Trade-In Program / Cyclone Trade-In Program — 旧ハードから新ハードへの割引購入 |
| 関連ブログ(PEmicro) | V1→V2ライセンス移行 / PROG部品番号の更新 / ICD・PKG部品番号の更新 / レガシーハードからの移行ガイド |
| 活性化ガイド(PDF) | Hardware License Activation Guide v1.4(英語・2024年12月) — 本ページの手順の原典 |
| ライセンスの問い合わせ | PEmicro:licensing@pemicro.com(英語) / 日本語では当社(Positive ONE Group)が購入・移行のご相談を承ります |
よくある質問
USB Multilink Universal の見積もり・技術相談はできますか?
新品のMultilinkを買ったのに、ソフトがライセンスコードを要求します。なぜですか?
手持ちのMultilinkがハードウェアライセンスに対応しているか確認するには?
関連製品
お問い合わせ
対象MCU・数量・安全要件などをお聞かせください。最適な構成と概算をご提案します。
書き込み・デバッグの専業メーカー(40年以上)
PEmicro の全製品を見る →


