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J-Link / J-Trace 全モデル比較表(SEGGER/デバッグプローブ)の製品イメージ
SEGGER · 全モデル比較表

J-Link / J-Trace 全モデル比較表

J-Link 全7モデルと J-Trace 全4モデルを、SEGGER 公式資料に基づいて比較します。ハードウェア仕様(後から変更できない)ソフトウェア機能(ライセンスで追加できる)を明確に分けて掲載しています。

SEGGER の製品
この表から読み取るべき3点
J-Link BASE と PLUS はハード性能が完全に同一。違いはソフトウェアライセンスだけです。
J-Link の対応コアはモデルによって変わりません。効くのは速度・接続形態・ライセンスの3点だけです。
J-Link は全モデルが ETM 非対応。連続的な命令トレースには J-Trace が必要で、これは基板設計の段階で決める必要があります。

J-Link 全7モデル 比較表

最重要:BASE と PLUS はハードウェア性能が完全に同一です。 どちらも 1.0 MB/s・15 MHz。違いはソフトウェア機能のライセンスだけです。 BASE を選ぶ= Ozone・J-Flash・無制限フラッシュBP・モニタモードを諦める、ということを意味します。 逆に速度が欲しいなら PLUS ではなく ULTRA+ / PRO(4.0 MB/s・50 MHz)を選ぶ必要があります。
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J-Link / J-Trace 全モデル比較表
項目
J-Link BASE
J-LINK-BASE
J-Link PLUS
J-LINK-PLUS
迷ったらこれ
J-Link WiFi
J-LINK-WIFI
J-Link ULTRA+
J-LINK-ULTRA
J-Link PRO
J-LINK-PRO
J-Link PRO PoE
J-LINK-PRO-POE
J-Link EDU Mini
J-LINK-EDU-MINI
ハードウェア仕様(後から変更できません)
ホスト接続
USBUSBUSB / WiFiUSBUSB / EthernetPoE / Ethernet / USBUSB
RAM書込み速度
実測はターゲット依存
1.0 MB/s1.0 MB/s1.0 MB/s4.0 MB/s4.0 MB/s4.0 MB/s200 KB/s
ターゲットIF 速度
JTAG / SWD 最大
15 MHz15 MHz15 MHz50 MHz50 MHz50 MHz4 MHz
SPI 速度
外部SPIフラッシュ直結時
12 MHz12 MHz12 MHz50 MHz50 MHz50 MHz4 MHz
SWO 速度
30 MHz30 MHz30 MHz100 MHz100 MHz100 MHz4 MHz
VCOM ボーレート
仮想COMポート
115,200 Bd115,200 Bd115,200 Bd10 MBd10 MBd10 MBd非対応
高速サンプリング
変数の実時間サンプリング
1 kHz1 kHz1 kHz無制限無制限無制限1 kHz
対応ターゲット電圧
1.2〜5 V1.2〜5 V1.2〜5 V1.2〜5 V1.2〜5 V1.2〜5 V3.3 V のみ
ターゲットへUSB給電
PoEのみ target側USB-Aから給電可
ターゲットインタフェース
JTAG / cJTAG
SWD / SWO
Microchip ICSP
PIC32 系
Renesas FINE
RX 系
VCOM(仮想COM)
4線JTAG時は使用不可・出荷時無効
トレース ★J-Link 共通の限界
ETB / MTB Trace
ターゲット内蔵バッファ
Cortex ETM Trace
→ J-Trace が必要
Cortex-A PTM Trace
→ J-Trace が必要
RISC-V N-Trace BTM
→ J-Trace が必要
ソフトウェア機能(ライセンス・後から追加可)
Flash Download
GDB Server
Real-Time Transfer (RTT)
J-Flash
量産・一括書込み
J-Flash SPI
無制限フラッシュBP
Flash上に無制限のBP
Ozone(デバッガ)
モニタモードデバッグ
BASE/OB は評価モードのみ
評価のみ
RDI / RDDI
対応コア(★J-Link ではモデル差なし)
Arm Cortex-M / A / R
M0〜M85・A5〜A72・R4〜R52
Arm レガシー
ARM7 / 9 / 11
Cadence Tensilica
Xtensa LX6/LX7・HiFi・Fusion
Microchip PIC32
MX / MZ
Renesas RX
RX110〜RX671
RISC-V
RV32 / RV64
SiLabs 8051
EFM8
商用利用
商用利用
EDU Mini は非商用限定
対応 非対応 橙色の値=制約あり
対応コアは J-Link のモデルによって変わりません。 BASE でも PRO でも、対応するコアの範囲は同一です(EDU Mini を除く)。 モデル選定で効くのは速度・接続形態・ソフトライセンスの3点であり、コア対応で悩む必要はありません。

J-Trace 全4モデル 比較表

J-Trace はハードウェア性能もソフトウェア機能も全モデル共通です。 4.0 MB/s・TPIU 300 MHz・トレースクロック 150 MHz・50 MHz。 J-Flash・Ozone・無制限フラッシュBP・J-Link 相当のデバッグ機能もすべて含みます (=別途 J-Link を買い足す必要はありません)。
唯一の違いは「どのアーキテクチャのトレースを取れるか」だけです。
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J-Link / J-Trace 全モデル比較表
項目
J-Trace PRO
全アーキ対応
J-Trace PRO Cortex-A/R/M
J-Trace PRO Cortex-M
J-Trace PRO RISC-V
ハードウェア仕様(全モデル共通)
ホスト接続
USB 3.0 / EthernetUSB 3.0 / EthernetUSB 3.0 / EthernetUSB 3.0 / Ethernet
RAM書込み速度
4.0 MB/s4.0 MB/s4.0 MB/s4.0 MB/s
最大CPU周波数
無制限無制限無制限無制限
最大 TPIU 周波数
トレースポート
300 MHz300 MHz300 MHz300 MHz
最大トレースクロック
150 MHz150 MHz150 MHz150 MHz
最大 SWO 速度
100 MHz100 MHz100 MHz100 MHz
ターゲットIF 速度
50 MHz50 MHz50 MHz50 MHz
トレース対応 ★ここがモデル差
無制限ストリーミングトレース
Live 解析(カバレッジ/プロファイル)
Buffer Trace
Cortex-M ETM Trace
Cortex-A ETM Trace
Cortex-R ETM Trace
Cortex-A PTM Trace
RISC-V N-Trace BTM
ソフトウェア機能(全モデル共通)
J-Link デバッグ機能
別途 J-Link は不要
J-Flash / J-Flash SPI
Ozone
無制限フラッシュBP
RTT / GDB Server / RDI
対応 非対応
選び方はシンプルです。 Cortex-M だけなら Cortex-M、Cortex-A/R も含むなら Cortex-A/R/M、RISC-V なら RISC-V、 複数アーキが混在する/将来わからないなら J-Trace PRO(全アーキ対応)を選びます。

J-Trace:コア別トレース対応マトリクス

J-Trace のモデル選定は、このマトリクスだけで決まります。 D=デバッグ対応(実行制御・メモリアクセス)、D+T=デバッグに加えてピントレース対応です。 「D しか無い」=そのコアはデバッグはできてもトレースは取れない、という意味です。

見落としやすい点:Cortex-M0 / M0+ / M1 / SC000 は、どの J-Trace でも「D」のみです。 これらのコアには ETM が実装されていないため、J-Trace を買っても命令トレースは取得できません。 トレースが必要なら、Cortex-M3 以降のコアを選定する必要があります(=MCU選定の段階の問題です)。
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J-Link / J-Trace 全モデル比較表
コア
J-Trace PRO
J-Trace PRO Cortex-A/R/M
J-Trace PRO Cortex-M
J-Trace PRO RISC-V
Arm Cortex-A
Cortex-A5
DTDT
Cortex-A7
DTDT
Cortex-A8
DTDT
Cortex-A9
DTDT
Cortex-A12
DTDT
Cortex-A15
DTDT
Cortex-A17
DTDT
Cortex-A32
DTDT
Cortex-A35
DTDT
Cortex-A53
DTDT
Cortex-A55
DTDT
Cortex-A72
DTDT
Arm Cortex-M
Cortex-M0
DDD
Cortex-M0+
DDD
Cortex-M1
DDD
SC000 (M0 secure)
DDD
Cortex-M3
DTDTDT
Cortex-M4
DTDTDT
Cortex-M7
DTDTDT
Cortex-M23
DTDTDT
Cortex-M33
DTDTDT
Cortex-M52
DTDTDT
Cortex-M55
DTDTDT
Cortex-M85
DTDTDT
SC300 (M3 secure)
DTDTDT
Arm Cortex-R
Cortex-R4
DTDT
Cortex-R5
DTDT
Cortex-R8
DTDT
Cortex-R52
DTDT
Arm レガシー
ARM7
D
ARM9
D
ARM11
D
Cadence
HiFi 1
D
HiFi 3
D
HiFi 3z
D
HiFi 4
D
HiFi 5
D
Fusion F1
D
Xtensa LX6
D
Xtensa LX7
D
Microchip
PIC32MX
D
PIC32MZ
D
Renesas RX
RX110〜RX660(16機種)
D
RISC-V
E20
DTDT
E21
DTDT
E24
DTDT
E31
DTDT
E34
DTDT
E61
DTDT
E61-MC
DTDT
E76
DTDT
E76-MC
DTDT
SiLabs
EFM8
D
D デバッグ対応(実行制御・メモリアクセス等) T ピントレース対応 非対応 出典:SEGGER 公式PDF より機械抽出

J-Link と J-Trace、どちらを選ぶか

この判断は「基板設計の段階」で行ってください。 ETM トレースにはターゲット基板側の Trace Port 配線とコネクタ(MIPI-60・Mictor 38 等)の設計が必須です。 基板が完成してから「再現しない不具合を追いたい」となっても、配線が無ければ物理的に取得できません。 プローブを買い足しても解決しない種類の問題です。
J-Link
通常のデバッグ・書込み
  • ブレークポイント/ステップ実行/メモリ参照で足りる
  • ログは RTT / SWO で十分
  • トレースは ETB / MTB(直近の限られた区間)で足りる
  • フラッシュ書込み・量産書込みが主目的
  • 基板に Trace Port の配線が無い(または設計変更できない)
J-Trace
連続的な命令トレースが要る
  • 再現性の低い不具合を追いたい(ハードフォルト直前の実行履歴)
  • コードカバレッジが要る(規制・機能安全対応)
  • 性能プロファイリング(Live Code Profiling)
  • 割込み競合・タイミング依存障害の解析
  • ターゲットが Cortex-M3 以降 / Cortex-A / R / RISC-V で、ETM が実装されている
J-Trace は J-Link の上位互換です。 J-Link 相当のデバッグ機能と高度機能ライセンス(J-Flash・無制限フラッシュBP・Ozone 等)を含むため、 J-Trace を選ぶ場合、別途 J-Link を購入する必要は通常ありません。

表の読み方・注記

[1]この比較表は各モデルの現行ハードウェアバージョンを対象としています。旧ハードウェアバージョンでは、ここに記載された機能の一部が使えない場合があります。中古品・長期在庫品を流用する場合はご注意ください。
[2]速度はすべてピーク値です。実測値は下回ります。選択したデバッグIFと速度、CPUコアの動作周波数、JTAGチェーン上の他デバイスの有無などに左右されます。ターゲット側の Flash 書込み速度が律速になることも多く、低速Flashの小容量MCUでは PRO と PLUS の差は体感しにくくなります。
[3]高速サンプリング「無制限」は、デバッグIFの帯域だけが制限になるという意味です。1変数あたりの典型的なサンプリング周波数は 10 kHz 超です。
[4]1 kHz は1変数かつ適切なターゲットIF速度(最低1 MHz)での保証値です。複数変数を並列サンプリングすると最大周波数は低下します。
[5]D=デバッグ対応(実行制御・メモリアクセス等)/T=ピントレース対応。J-Trace のコア表は SEGGER 公式PDFから機械抽出した実データです。トレースエンコーダ行は、コア表の T 印から導出しています。
本ページの数値・対応可否は、SEGGER 公式の比較表(J-Link / J-Trace)から取得したものです。 価格は変動するため掲載していません。型番・数量を含むお見積りは当社までお問い合わせください。

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構成のご相談・お見積り

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  • 対象MCU / SoC の型式
  • デバッグコネクタの形状(回路図の該当部)
  • 使用IDE / コンパイラ
  • 台数と用途(開発 / 量産 / CI / 自社アプリ統合)