RTOS 可観測性・ランタイム解析
ランタイム可視化 × トレース取得 × 出荷後の異常検知
この構成が解く課題
「動いているように見えるが、時々おかしい」——優先度逆転・デッドロック・ジッタ・スタック不足は、ソースコードを読んでも見つかりません。実行時の挙動を可視化して初めて特定できます。Tracealyzer は1つの製品で全対応OSをカバーします(OS別に買い直す必要はありません)。出荷後のフィールド監視まで広げる場合は Detect / DevAlert を追加します。
この分野で押さえておく規格・用語
ご相談の際、以下のどれが要件に含まれるかをお知らせいただけると、構成の絞り込みが早くなります。
- 実行トレース
- タスク・割込みの時間軸記録。ブレークポイントでは追えないタイミング不具合に有効です。
- ハードウェアトレース vs ソフトウェアトレース
- 前者は非侵襲だが基板側のトレースポートが必要、後者は既存ハードで導入できるが計装設計が要ります。
- スタック/ヒープ使用量の実測
- 設計値ではなく実測で確認しないと、まれな条件でのオーバーフローを見逃します。
- フィールド可観測性
- 出荷済み機器からの異常収集。開発時のトレースとは別の仕組みが必要です。
推奨構成(7製品)
「中核」は構成の要、「標準」は通常あわせて導入するもの、「代替」は要件により置き換えるもの、「補完」「任意」は必要に応じて追加するものです。
| 役割 | 製品 | ブランド | 概要 |
|---|---|---|---|
| 中核 | Tracealyzer | Percepio | Percepio Tracealyzer は、RTOS や Linux のランタイム挙動を可視化するトレース解析ツールです。 |
| 任意 | Percepio Detect | Percepio | Percepio Detect は、組込み・IoTソフトの異常検知・観測ツールです。テスト工程で、従来のデバッグでは見つけにくい不具合や異常な挙動を自動的に検出し、開発・テスト段階での品質を高めます。 |
| 任意 | Percepio DevAlert | Percepio | Percepio DevAlert は、市場に出た(フィールドの)IoTデバイスから異常・クラッシュを収集・通知するクラウド観測ソリューションです。デバイスで発生した問題を遠隔で把握し、トレースとともに開発者へ届けます。 |
| 標準 | J-Link PLUS | SEGGER | RTT・無制限フラッシュブレークポイントなどフル機能を備えた標準プローブ。 |
| 代替 | SystemView | SEGGER | リアルタイム記録・可視化ツール。全タスクの挙動・割込みを記録し、デバッガより深くランタイムを可視化。 |
| 補完 | Tracealyzer SDK | Percepio | Tracealyzer SDK は、顧客・パートナーが Tracealyzer のカスタム統合を自作するための開発キットです(2023年9月提供開始)。 |
| 補完 | FreeRTOS Kernel | FreeRTOS | MITライセンスで世界中に普及する軽量リアルタイムカーネル。40以上のMCUプラットフォームに移植。AWS運営。 |
ほかのソリューション
関連する技術ガイド
選定の前提になる技術背景をまとめています。
構成のご相談・お見積もり
適用規格、対象MCU、想定数量、時期をお知らせいただければ、構成案と概算を早い段階でご回答します。部分的なご相談だけでも構いません。
